馬渕文筆事務所
大学時代にコミュニケーション論、広報学を学び、総合商社に入社。広報業務を希望したところ、運よく広報室への配属が決まり、以来、一時期(1988-96)を除き、約30年間にわたって総合商社の広報室ならびにそのハウスエージェンシにおいて、一貫してコーポレート・コミュニケーション活動、とりわけそのための各種媒体制作に携わってきました。 広報からIR、採用の領域にわたる社内向けから社外向けまで。また媒体の種類としても印刷媒体からウェブ媒体に至る幅広いツールを対象に、エディター/ライタ―/ディレクターとして制作実務に携わってきました。 そんな中、私がとりわけ興味を抱き続けてきたのが「社内広報」でした。それは、媒体に対する読者の反応を直接身近で感じることができるばかりでなく、何よりも、どうすればその会社のために、そしてそこで働く社員のためにもっと役立つ媒体たりうるかを、「経営」とのダイナミックな関係性の下に創意工夫していくことが求められる――果てしなき可能性に充ちた活動だからです。 そうした経験を重ねるうち、私は、コーポレート・コミュニケーション活動、さらにはその根源となる企業経営の根幹には「経営理念」がしっかりと根をはっていなければならない。それがなければすべては砂上の楼閣に終わる、と確信するに至り、そうした土台づくりのお手伝いができればとの気持ちから「馬渕文筆事務所」を開設しました。 |