ダイアローグ0515




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本書が提示する最も重要な概念は以下の4つ
  • 時を告げる予言者になるな。時計をつくる設計者になれ。
    • ビジョナリーカンパニーを築くのは、「時を告げる予言者」(=すばらしいアイデアや偉大なカリスマ的指導者)ではない。
    • 「時計をつくる設計者」(=ひとりの指導者の時代をはるかに超えて、いくつもの商品のライフサイクルを通じて繁栄し続ける会社を築くこと)たることが大切
    •  「ANDの才能」を重視しよう。 
      • 「ANDの才能」とは、さまざまな側面の両極にあるものを同時に追求する能力。「AかB」のどちらかを選ぶのではなく、「AとB」の両方を手に入れる方法を見つけ出す。
      • 例)利益を超えた目的現実的な利益の追求」「揺るぎない基本理念力強い変化と前進」「理念の管理 自主性の発揮」
    • 基本理念を維持し、進歩を促す。
      • 基本理念=基本的価値観+目的
        • 基本理念: 組織にとって不可欠で不変の主義
        • 目的: 単なるカネ儲けを超えた会社の根本的な存在理由
      • 常に理念に徹すると同時に、力強く前進しようとする。
        • 基本理念を明確にし、揺るぎないものにすることで、基本理念以外のすべてを変化させ、発展させるのが容易になる。
    • 一貫性を追求しよう。
      • 基本理念を目標とする進歩のために、会社の動きのすべての部分が協力しあう「一貫性」が必要。
      • 一貫性を達成するためには、以下のような指針のもとに働き続けることが必要。
        • 全体像を描く: 驚くほど広範囲に、驚くほどの一貫性を、長期に保っていくことが重要。個々の事実はささいなことでも、数百にも及ぶ他の事実と組み合わせたとき、一貫した全体像ができあがる。
        • 小さなことにこだわる: 従業員に強い印象を与え、力強いシグナルを送るのは、ごく小さなこと。
        • 下手な鉄砲ではなく、集中砲火を浴びせる: いくつもの要素が相乗効果を持ち、連携しあうよう、いっせいに一貫したメッセージを流し続ける
        • 流行に逆らっても、自分自身の流れに従う: 自社の基本理念と理想こそが、現実をとらえる際の指針
        • 矛盾をなくす
        • 一般的な原則を維持しながら、新しい方法を編み出す

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